帰宅の途、ようやく「内乱記」読了。薄い本なのに2ヶ月以上掛かっちゃったぞ。
スマートフォンにして恐ろしく読書速度が落ちている。たしかに動画やニュース見てるのも悪くはないんだけど、耕せない感覚もだいぶ強くなってきたな。
そろそろ紙に戻ろうかなと思う自分がいる。
「内乱記」自体は、やはり「ガリア戦記」ほどの圧倒的な飲み込まれる筆致は見えなかった、という読後感に尽きるだろうか。
もちろんそれでも凡百の史家に勝る文ではあるのだけれども。
ただ、ラスト。
エジプトまで追ったポンペイウスが最終的にはエジプト人の奸計により殺されてしまったところで唐突に終わる筆が、カエサルの無念を激しく伝えている気がしてならなかった。
カエサルが捕らえていたならば、心情的にも政策的にも、きっと殺さなかっただろうに、と。
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