8月。
月初は、ギリギリで取れたチケットを握り締めて家族三人、ニュー・カレドニアへ行った。
6日の夜に成田出国、夜のフライトだと昊さんも我慢しやすくて良いな、と思いつつ7日の朝に首都ヌーメア着。 半日の市内観光を経て、夕方、国内便でウヴェア島へ渡る。ウヴェア島。そこは…天国に一番近い島!!
で、次の朝の散歩で昊さんの足を折る。 泣いてる昊さんを起こして見てみると、明らかにクルブシが変な方向を向いている。病院もない島で。慌ててホテルに戻ってフロントに泣きついてみると「診療所ならあるわよ」とのことでかっ飛ばしてもらう。そこはまさに Dr.コトーな建物。しかし医者に英語通じない。一生懸命コミュニケーションを取ってみると「ここでは骨折の手術はできない」が「X-ray ならあるよ」と。お。それはレントゲンのことだな!?「シ、シルヴプレ!!」 そして夜の便でヌーメアに戻って、救急で大病院に入って、翌朝手術して、やっぱり英語の通じない環境で戦々恐々な入院生活を3日間送って帰ってきた楽しい夏でした。マル。
結局はやさしいレントゲン技師や入院患者の家族が一生懸命通訳してくれて、どうにか病状と治療方法、医療費の扱いを理解することが出来たのだけど、もう海外で怪我をするのはコリゴリ。でも保険の大切さは分かったよ!!
昊さんと相方は入院。俺は保険会社との折衝と、うまく動かない洗濯機との格闘。入院しに行ったようなものだったニュー・カレドニア。転倒一発で昊さんの夏が丸々終わってしまったわけで。今度絶対また行き直そうと思う。まじで。
9月。
月初は、やっぱり海外へ。今度は出張で西海岸。
9月に入る頃から、僕らも慣れてきて、昊さんの足をラップとビニールに包んでシャワーで洗うことを覚えたり。昊さんは歩けないなりに動けるようになって、両手と背中の筋肉が発達したようにも思う。歩くのが少し早すぎたかなと思ってたから、ある意味悪くないことかもしれない。 そして歩けない昊さんはたくさん本を読み、テレビを見て、初対面の人が歳を訊いて驚くくらいお喋りになった。
看護士の書いてくれたアンパンマンファミリーがお気に入り。
9月の半ばは、体中に湿疹が出来て保育園をお休み。結局手足口病だったが、しばらく「水疱瘡も重感染してるかも」と脅されてちょっと困ってしまった。保育園に預けられなくても、共働きなので困ってしまうのだが、板橋区の「病児保育」サービスを利用出来て、多少なりとも仕事を進められてとても助かった。こういうのが充実してるって分かれば、住む人も増えるんだろうけどね。増えたら増えたで難しいのかもしれないが。
23日、昊さんが初めて駄洒落を言った日。 「電車見に行こうかなー?」「行こうかなー?」「行こうかなー?」「行こうかなー?」「おさかなー♪」 Σ(゜Д゜;)
そして今日、昊さんを連れて大学病院へ行き、日本での三度目の診察。骨はくっついたみたい。ギプスもだいぶ小さいものに付け替わって、もう1週間様子を見て問題なければいよいよ外れるでしょう、と。